菊芋/きくいも/キクイモ

菊芋の特徴栄養・効能選び方保存方法旬の時期加工品など、知っておきたい菊芋の基礎知識。
菊芋

菊芋の特徴

菊芋とはキク科ヒマワリ属の多年草で、生姜に似た根塊(イモ)の部分を主に食用とします。
菊に似た花をつけ、地下にイモができることからついた名で、カライモ、ブタイモ、ショウガイモ、ハナイモ、イモヒマワリなど、別名も多くあります。
水に10分程度浸けてアク抜きをすれば、生でも食べられます。
生に近いとシャキシャキした食感があり、加熱するとホクホクとした食感になります。

菊芋の栄養・効能

菊芋には「天然のインスリン」とも呼ばれるイヌリンを多く含んでいます。
イヌリンは水溶性食物繊維の一種で、腸内でビフィズス菌や乳酸菌の増殖に利用され、腸の働きをよくする効果があります。
また、糖質塩分の吸収を抑えたり、中性脂肪の蓄積を抑制したり、ミネラルの吸収を促したり、ダイエットやアンチエイジングの効果も期待される成分です。
薄くスライスした菊芋を乾燥させた菊芋チップスは、イヌリンとビタミンB2が5倍、タンパク質は7倍に増えます。

菊芋はイモでありながらデンプンが少なく低カロリーで、じゃがいもの約半分のカロリーしかないため、ダイエットにおすすめの食材です。
菊芋にはカリウムも多く含まれているため、高血圧にも効果があり、長時間の運動による筋肉の痙攣を防ぐ働きもあります。

菊芋の選び方

菊芋はふっくらと丸みがあり、重いものを選びましょう。栄養をしっかり蓄えている証拠です。
菊芋は鮮度が落ちると、萎びて柔らかくなるので、実が硬くしまっているものを選ぶと新鮮です。

菊芋の保存方法

菊芋は洗わず、土をつけたままの状態で新聞紙などで包み、野菜室で保存しましょう。

菊芋の旬の時期

菊芋の旬は11月から2月頃です。

菊芋の加工品

漬物、乾燥粉末、菓子、健康食品など。

関連記事
菊芋のカロリー・栄養成分表