お米の品種、どれだけ言えますか?

さて今回は「品種の話」です。
お米の品種…皆さん、どれだけ挙げることができますか?最近は変わった名前が多いですよね?
「だて正夢」「富富富」「星空舞」「青天の霹靂」…。
こうやって挙げると「そう言えば聞いたことある」となるお米もありますが、ソラで言えるのは3~4品種くらいだと思います。もし5品種以上ソラで言えることができたら…それはもう立派な「お米マイスター」です(笑)。

小池精米店店頭
…やや大げさですが、しかしそれほど誇張してはいません。
わたしはイベントのお客さんに「知っているお米の名前は?」と訊きます。例えば「コシヒカリ、あきたこまち、ササニシキ…あとは『ゆめぴかり』?」という返事が。
いやいや、ササニシキってもう絶滅危惧種ですから。
その前に「ゆめぴかり」ではなく「ゆめぴりか」ですから!

お米イベントの様子

…コシヒカリは、もう誰に聞いても真っ先に出てくる品種ですね。それこそ誕生してからもう70年近くたつのにすごいことです。
お米は毎年栽培されますよね。そのため同じコシヒカリだって、前の年とは微妙に異なる可能性があるのです。
その過程で味が変わることもあり得るのですが…。もう長い間、「お米界ナンバーワン」ですが依然として力は衰えず。しかも日本全国…わたしが知っている限りでは、北海道と沖縄(と東京と大阪)以外のすべての地域で栽培されているのです!

コシヒカリは毎年生産されるお米の約3分の1を占めています。しかもコシヒカリの直系の子供であるひとめぼれ、あきたこまち、ヒノヒカリを併せると全部で6割近くを占めます。
だから「知っているお米の品種は?」ときかれて3~4種答えることが出来れば、実はそれだけで「半分以上」のお米を知っている…可能性もあるのです。

米シスト庄内圃場

「いやいや、世の中にはまだまだお米はあるし。最近はほんとに新しい品種が出ているから。山形の『つや姫』『雪若丸』、宮城の「だて正夢」、福井の『いちほまれ』、新潟の『新之助』…それはいったいどこへ行っちゃったの?」
そう、確かにスーパーやお米屋さんで並んでいるお米を見ればコシヒカリ以外のお米も多いです。しかし統計上では全体の1%にも満たない品種ばかり。
先ほどの上位4品種は、一般家庭向けに売られているお米だけではなく、実はレストラン向けに販売されているお米もあります。そういったところでも多く消費されているのです。

正直この4品種があれば十分だと思いませんか?!十分に美味しいです。
しかしなぜ、このように色々な品種が開発されているのでしょうか?
それは「値段」の問題と「消費量ガタ落ち」の問題があります。
これについてはまた次回!