かぼちゃ/南瓜/カボチャ
かぼちゃの特徴・種類、栄養・効能、選び方、保存方法、旬の時期、加工品など、知っておきたい卵の基礎知識。
かぼちゃの特徴・種類
かぼちゃとは、ウリ科カボチャ属の果菜の総称です。
主に市場に出回ているのは、西洋かぼちゃ、日本かぼちゃ、ペポカボチャの3種類あります。
西洋かぼちゃ
西洋かぼちゃは、特に市場に多く流通しているかぼちゃです。中でも、栗かぼちゃと呼ばれる品種が人気で、肉質はホクホクし、甘味が強いため、炒め物、天ぷら、スープ、スイーツなど幅広く使われます。
日本かぼちゃ
日本かぼちゃは、かつては盛んに栽培されていましたが、人気が衰退し、現在は宮崎や熊本でわずかに栽培されている程度です。淡白な味でねっとりした肉質のため、出汁がしみ込みやすく、煮物に適したかぼちゃです。
ペポカボチャ
ペポカボチャは、ハロウィンなどの鑑賞用や薬用として栽培されますが、そうめんかぼちゃやズッキーニなどは食用にされます。
かぼちゃの栄養・効能
栄養価が高いのは、日本かぼちゃよりも一般に出回る西洋かぼちゃの方です。
かぼちゃはビタミンとミネラルを豊富に含み、そのバランスが非常によい野菜です。
果肉のオレンジ色は緑黄色野菜の基準となるβ-カロテンの色で、皮膚や粘膜を強くし肌を守るため、美容効果、感染症予防の効果が期待できます。
100gあたりのβ-カロテンは含有量は4000μgですが、果肉よりも多く含んでいるのは、わたと皮で、わたは果肉の約2倍、皮には約3倍のβ-カロテンが含まれています。
ビタミンEも野菜の中ではトップクラスで、ビタミンCも多く含みます。β-カロテンは体内でビタミンAに変換されるため、かぼちゃは三大抗酸化ビタミンの「ビタミンエース(A・C・E)」がそろった栄養価の高い野菜といえます。
タンパク質と食べ合わせることで、さらに免疫力がアップします。
その他、かぼちゃにはビタミンB1、B2、食物繊維、カリウム、亜鉛、銅、マンガンなども多く含まれています。
かぼちゃの選び方
皮がかたくハリがあり、ずっしりと重みがああるものを選びましょう。
ヘタが乾燥してコルク状になっているもの、ヘタの周りがへこんでいるものは、完熟しています。
カットされたかぼちゃは、種と果肉の色をチェックし、種が膨らんで詰まっているもの、果肉のオレンジ色が濃いもの、わたの乾いていないものを選びましょう。
かぼちゃの保存方法
カットしていないかぼちゃは、風通しのよい冷暗所で保存すれば、1~2ヶ月持ちます。
カットしたかぼちゃは、種とわたを取り除き、ラップをして冷蔵庫の野菜室で保存します。この場合、一週間は保存可能です。
かぼちゃの旬の時期
輸入ものは通年出回りますが、国産のかぼちゃの旬は7月から11月です。
かぼちゃの加工品
スープ、菓子。
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