β-カロテン/β-カロチン
β-カロテンの特徴・働き、上手なとり方、摂取量目安・不足・過剰摂取、多く含む食品・食材など、β-カロテンの基礎知識。
β-カロテンの特徴
β-カロテンとは、緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドの一種で、体内でビタミンAに変換されます。
体内でビタミンAに変換されるカロテノイドはプロビタミンAと呼ばれますが、プロビタミンAには、β-カロテン以外にもα-カロテンやβ-クリプトキサンチンなどがあり、これらは植物中の黄色や赤色の色素です。
プロビタミンAの中で最もビタミンAの作用を発揮するのがβ-カロテンであるため、プロビタミンAとしての効力は「β-カロテン当量」として表されます。
β-カロテンの働き
β-カロテンはビタミンAの作用をするほか、ビタミンAに変換されなかった分は抗酸化や免疫賦活作用が知られ、アンチエイジングに役立つと考えられています。
β-カロテンの上手なとり方
β-カロテンの吸収率は10~30%程度ですが、油と一緒にとることで吸収率は高くなります。
β-カロテンの摂取量・不足・過剰
β-カロテン当量の適切な量はわかっていないため、食事摂取基準はありません。
レチノールの摂取が少なく、β-カロテンの摂取も少ない場合はビタミンA不足になるので、ビタミンAの摂取量を参考にしてください。