バター

バターの特徴種類栄養・効果選び方保存方法関連食品など、知っておきたいバターの基礎知識。2ページ目以降はバターのカロリー・栄養価成分表(有塩バター食塩不使用バター発酵バター)。
バター

バターの特徴

バターは牛乳から分離した乳脂肪分(クリーム)を撹拌し、練り固めた食品。つまり、牛乳の脂肪を集めた塊です。
バターをつくった後に残った液体は、バターミルクになります。

バターの種類

バターの分類の仕方には、非発酵と発酵という製法の違いによる分け方と、有塩と無塩という食塩添加の有無による分け方の2種類あります。

発酵の有無による分類

非発酵バター
非発酵(無発酵)バターは、原料のクリームを乳酸菌による発酵をさせずにつくるバターで、スイートクリームバターともいいます。日本で一般的に使われるのは非発酵バターです。

発酵バター
発酵バターは、原料となるクリームを乳酸菌で発酵させてからバターにしたもの。独特の風味があり、ヨーロッパでは発酵バターが日常的に使われています。最近では日本でも使われるようになってきました。

食塩添加による分類

有塩バター
有塩(加塩)バターは、バターを練り上げるときに1.5%前後の食塩が加えられるバターです。食塩が加わることで風味が良くなり、保存性も高まります。日本やアメリカで最も一般的に使われるのが有塩バターです。

無塩バター
無塩(食塩不使用)バターは、製造過程で食塩を加えずつくられるバターで、フレッシュバターともいいます。食塩を加えていない分、有塩バターに比べて保存期間が短くなります。製造過程で食塩は加えられませんが、原料の生乳に塩分が含まれていて完全な無塩にならないため、商品パッケージには「無塩バター」ではなく「食塩不使用バター」と表示されるようになっています。

これらの組み合わせで4種類のバターが作られます。日本で一般的に利用されているのは非発酵の有塩バターですが、微妙な塩加減が必要な菓子や料理などには無塩バターも使われます。

バターの栄養・効果

バターの成分は乳脂肪分80%以上、水分17%以下と定められており、脂質を多く含む食品ですが、バターの脂肪は比較的消化がよく、効率的にエネルギー変換される特徴があります。
コレステロールも多いですが、コレステロールは体にとって必要不可欠なものです。健康な人であれば、トーストや炒め物で使用する程度の量を気にする必要はありません。

バターはビタミンAを多く含むため、視力の低下予防、皮膚や粘膜の健康維持、免疫力の強化に効果があります。
また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDや、抗酸化作用が強く、細胞の老化予防に効果のあるビタミンE、止血のビタミンと呼ばれるビタミンKなど、脂溶性ビタミンを多く含んでいます。

バターの選び方

良質なバターは、明るい淡黄色で斑点や波紋がなく、切ったときに切り口がなめらかで、水滴がにじみません。
しかし、購入時に中身を確認できることは少ないと思います。
冷蔵温度が管理されている販売店で、包装が傷んでいないもの、賞味期限が近くないものを選ぶようにしましょう。

バターの保存方法

バターは空気に触れると風味が落ち、温度が高いと溶けるので、空気に触れないよう切り口はラップで覆い、冷蔵庫で保存しましょう。
一度溶けたバターは冷蔵すれば固まりますが、風味は落ち、元の状態に戻ることはありません。
また、一度開封したものは1~2週間以内に使い切ることが推奨されています。
開封後でも、一度に使い切れるサイズに切り分け、ラップやアルミホイルに包んでフリーザーバッグに入れて冷凍すれば、1ヶ月くらいは保存が可能になります。
冷凍したバターは使うときに自然解凍しますが、炒め物などであれば冷凍のまま使えます。

バターの関連食品

ギー、バターミルク、マーガリン、ショートニング、牛脂、ラード、カカオバター(ココアバター)。