ヨーグルト
ヨーグルトの特徴、種類、栄養・効能、選び方、保存方法、効果的な食べ方など、知っておきたいヨーグルトの基礎知識。
ヨーグルトの特徴
ヨーグルトとは乳に乳酸菌を加え、発酵させた発酵食品です。
水牛やヤギ、羊、馬、ラクダなどの乳も原材料とされますが、日本では多くが牛乳から作られています。
ヨーグルトの種類
ヨーグルトには多くの種類がありますが、一般には次の5種類に分類されます。
プレーンヨーグルト
砂糖や香料などの添加物を一切加えず、乳を乳酸菌で発酵させただけのもの。
シンプルなヨーグルトなので、果物を加えたり、料理やお菓子にも利用できます。
ハードヨーグルト
乳に甘味料や香料、果汁、寒天、ゼラチンなどを加えて固めたもの。最近は、寒天やゼラチンを加えていないタイプもあります。
プリン状に固まるため、弾力のある固体になります。
ソフトヨーグルト
発酵して固まったヨーグルトをかき混ぜて滑らかにし、甘味料や果汁・果肉を加えたやわらかいタイプのもの。
一般的に、デザート感覚で食べる「フルーツヨーグルト」はこのタイプです。
フローズンヨーグルト
乳を発酵させた後、冷凍したアイスクリーム状のもの。
凍結していますが乳酸菌は生きており、口の中で溶けると活動を再開するため、整腸作用の効果は失われません。
アイスクリームより低カロリーなものが多く、ダイエット中のデザートとして食べられています。
ドリンクヨーグルト
一般に「飲むヨーグルト」と呼ばれ、ヨーグルトを攪拌(かくはん)して、均一の液状にしたものです。
多くが、砂糖や果汁、香料などを加えて、飲みやすくされています。
「乳酸飲料」とは異なります。
また、日本食品標準成分表では、成分値によって以下のように分類されます。
全脂無糖 別名「プレーンヨーグルト」
乳脂肪分を3%程度含む。
低脂肪無糖
プレーンヨーグルトのうち、脂肪分がほぼ1%程度のもの。
無脂肪無糖
プレーンヨーグルトのうち、乳脂肪分がほぼ0.5%未満のもの。
脱脂加糖 別名「普通ヨーグルト」
脱脂乳を原料として、砂糖、果糖等の糖類を添加してあるもの。
ゼラチンや寒天などの凝固剤を加えたものが多い。
ドリンクタイプ 加糖 別名「飲むヨーグルト」
上記「ドリンクヨーグルト」に同じ。
ヨーグルトの栄養・効能
ヨーグルトは、良質なタンパク質・脂質・カルシウム・ビタミンA・B1・B2をバランスよく豊富に含んでいます。
その点は牛乳と同じですが、タンパク質・脂質・カルシウムは、乳酸菌の働きによって牛乳よりも消化・吸収されやすくなっています。
また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、腸内ビフィズス菌などの善玉菌を増やし、悪玉菌を減らし、腸内環境を整える働きがあるため、便秘改善、美肌効果、発ガンや老化予防に役立ちます。
ヨーグルトの選び方
使用している菌が異なるため、自分に必要な菌を使用しているヨーグルトを選ぶ。
ヨーグルトの保存方法
ヨーグルトは10℃以下の冷蔵で保存します。
冷蔵保存していても乳酸菌は生きており、発酵が進んで酸っぱくなるので、なるべく早めに食べきりましょう。
開封後は2日以内が目安です。
ヨーグルトの効果的な食べ方
ヨーグルトにはビタミンCや食物繊維が含まれていないため、これらを含む果物と一緒に食べると効果的で、味も美味しくなります。
加糖タイプはカロリーが高くなるため、プレーンヨーグルトを選び、ビフィズス菌を増やすオリゴ糖をかけて食べるのも良いです。
関連記事
・ヨーグルトのカロリー・栄養成分表
・ヨーグルトを使ったレシピの一覧