飽和脂肪酸
飽和脂肪酸の特徴・働き・種類、上手なとり方、摂取量目安、不足・過剰摂取、多く含む食品・食材など、飽和脂肪酸の基礎知識。
飽和脂肪酸の特徴
飽和脂肪酸とは、常温では固まっていることが多い脂肪酸です。
肉や乳製品などの動物油に多く含まれる脂肪酸ですが、植物油でもココナッツオイルやパーム油などは多く含んでいます。
飽和脂肪酸の働き
飽和脂肪酸は血中のコレステロールや中性脂肪を増やします。
蓄えられた中性脂肪は、その後分解されてエネルギー源となります。
飽和脂肪酸の種類
酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸。
飽和脂肪酸の上手なとり方
現代の日本人が欠乏症になることは滅多にないため、とり過ぎに注意したほうがよいです。
肉は脂身の少ない赤身を食べたり、茹でる、蒸す、焼くなど、脂肪を落として食べるようにしましょう。
飽和脂肪酸の摂取量
飽和脂肪酸の摂取基準は、全カロリーの4.5%が摂取下限、7%が摂取上限とされています。
飽和脂肪酸の不足
飽和脂肪酸が不足すると、血管がもろくなり、脳出血性の病気にかかりやすくなります。
ただし、低栄養でない限り、基本的には体内でも作られため、不足する心配はありません。
飽和脂肪酸の過剰摂取
飽和脂肪酸をとり過ぎると、悪玉コレステロールや中性脂肪が増えて、メタボリックシンドロームになりやすくなります。
また、中性脂肪やコレステロール値が高くなることで、血管に余分なコレステロールが溜まり、動脈硬化になる可能性が高まります。