劇場版映画「みをつくし料理帖」を公開記念したコラボスープ「みをつくしのスープ」全国で発売開始へ
〝食べるスープ〞をコンセプトにしたスープ専門店「スープストックトーキョー」では、ベストセラー小説「みをつくし料理帖」に着想を得た新商品「みをつくしのスープ 牡蠣の潮煮(うしおに)みぞれ仕立て」を、10月5日(月)〜10月16日(金)の期間限定で全国69店舗全店で発売します。
ベストセラー時代小説「みをつくし料理帖」から着想を得て生まれた「スープ」
このスープは、作家・髙田郁による累計発行部数400万部を超える、ベストセラー時代小説シリーズ「みをつくし料理帖」から着想を得て生まれた商品で、初の劇場版映画「みをつくし料理帖」の10月16日(金)公開を記念したコラボレーションスープです。
”食べたものがその人を創り、心を尽くしてできた料理は人の生活を満たしていく―。”スープストックトーキョーが大切にしている価値観は、「みをつくし料理帖」という作品の源流にたしかに在ります。そうした思いに共感し、「みをつくし料理帖」原作者の髙田郁さん、劇場版映画監督・角川春樹さんのご協力をいただきながら、作中でも印象的な「牡蠣」を主役に、スープストックトーキョーも心を尽くして一杯をつくりました。このスープを作品として、全国のみなさまにお届けします。
みをつくしのスープ 牡蠣の潮煮みぞれ仕立て
牡蠣の旨味たっぷりの潮煮に、白菜、舞茸を加えて大根おろしを合わせた、具沢山のみぞれ仕立てスープです。柔らかな甘さの西京味噌と、香り高い黄柚子を使った柚子胡椒の辛味、しゃっきりとした水菜の食感が牡蠣のおいしさを一層ひきたてます。
「食は人の天なり」
食べたものがその人を創り、心を尽くしてできた料理は人の生活を満たしていく。スープストックトーキョーが創業当初より大切にしているこの価値観は、「みをつくし料理帖」という作品の源流にたしかに在るのです。そうした共感からこの商品が生まれました。
「牡蠣」が主役のスープです
作中でも印象的な「牡蠣」を主役にしました。牡蠣の潮煮(うしおに)は調味料も水も足さず牡蠣のもつ潮のみで煮たもの。旨味がつまったこの牡蠣を、西京味噌を隠し味に大根おろしでみぞれ仕立てにし、香り高い黄柚子を使った柚子胡椒の辛味を添えました。
隠し味はシナモン?江戸と今とを繋ぐ“知恵”
大根をたっぷり使ったこのスープには、江戸料理「利休和え大根」を模してシナモンをほんの少し。シナモンを入れることで、大根のくさみ消しができるといいます。江戸時代の知恵を今に生かしています。
●取扱店舗:スープストックトーキョー 全店(おだし東京・家で食べるスープストックトーキョーは除く)
●販売期間:2020年10月5日(月)~10月16日(金)予定
※数量限定につき、なくなり次第販売終了いたします。
●販売価格:レギュラーカップ単品590円+税
「みをつくし料理帖」原作者・髙田郁先生からのコメント
“最初の印象”は「おおっ! しっかり牡蠣の味がして美味しい」と、至ってシンプルな感激だったのです。食べ進むにつれて「すごく深みがある味だなぁ。出汁が効いている。でも、シナモン? 何処だろう?」になり、「ああ、パンが欲しい。いや、白胡麻ご飯も欲しい、フォカッチャも欲しい。待て待て、フランスパンもありだ」「アルコールにも合うぞ」となり、食べ終えた時に「いやもう、これ、すごくない? すごいよ、脱帽です」と。一度食べただけでは足りなくて、何度も食べたくなります。開発担当の須山シェフに深い敬意を表します。早く店頭に食べに行きたいです。
「みをつくしのスープ」開発担当・須山裕之からのコメント
映画の中でみた牡蠣の料理、主人公・澪が牡蠣と白味噌の組み合わせがおいしいと語っていたことが印象的でした。澪が昆布と鰹の合わせ出汁を試行錯誤して作ったように、牡蠣と白味噌の組み合わせに馴染みのない江戸の人々にもおいしくまた共感してもらえるように作るとしたらどんなスープができるのだろうと想像してみました。
「牡蠣と大根」~日本料理で使う「大根のみぞれ」はすりおろした大根の汁気をよくきり、水ですすいでさらに絞ることで大根のにおいを抑えて使用することが多いのですが、冬場の大根は甘く味がしっかりとしているので、白味噌の甘さを大根の甘さ重ねることをイメージして汁ごとスープに使いました。しかし大根特有のにおいは残るので、シナモンを入れて牡蠣の香りを引き出すとともに大根のクセを抑える仕立てにしました。大根とシナモンの組み合わせ、これは江戸時代にすでに胡椒などのスパイスが流通していた中でニッキ(シナモン)を使った料理「利休和え大根」を参考にしています。シナモンを使うことで牡蠣の香りを損なわず、ぜんぜん野暮ったくならないすばらしい江戸の知恵です。三陸宮城の牡蠣潮煮は、牡蠣の殻を開けて出るその汁ごと煮込んで旨味を凝縮させてつくった、まさに海の味が詰まった一品。牡蠣のおいしさに鰹出汁を重ね、磯の風味を感じつつも重たさがない軽いスープを目指しました。
白味噌と合わせたみぞれ大根と牡蠣のスープには、白菜をたっぷりと合わせて大根と牡蠣のおいしさをしみこませます。舞茸の芳醇な香りもあわせ、仕上げにしゃっきりと茹でた水菜をのせ、宮崎県諸塚村産の黄柚子胡椒の爽やかな香りと突き抜ける辛みをアクセントに添えました。
映画「みをつくし料理帖」公開情報
劇場版「みをつくし料理帖」2020 年10月16日(金)公開
●出演:松本穂香 奈緒 若村麻由美 浅野温子 窪塚洋介 小関裕太 藤井隆 / 野村宏伸 衛藤美彩 渡辺典子 / 村上淳 / 永島敏行 松山ケンイチ 反町隆史 榎木孝明 鹿賀丈史 / 薬師丸ひろ子 / 石坂浩二(特別出演)/ 中村獅童
●製作・監督:角川春樹 / 脚本:江良 至、松井香奈、角川春樹 /
●原作:髙田 郁「みをつくし料理帖」(角川春樹事務所) / 主題歌/ 手嶌 葵「散りてなお」
●公式サイト:https://www.miotsukushi-movie.jp/