酒好きほぼ100人に聞くアンケート「籠って変わったわたしの家飲み」自制しながらクオリティアップ
「家にいよう」と言われてかれこれ4週間。今年のゴールデンウイークは「ステイホーム・ウィーク」と呼ばれ、まだ、しばらくは家に籠っていなければなりません。
今回の酒好きほぼ100人に聞く「酒飲みのミカタ」のテーマは、「籠って変わったわたしの家飲み」です。新型コロナウイルス感染予防対策でご自宅にいる時間が増えて、家飲みのがどのように変わったのかをお聞きしました。
自宅にいる時間が「増えた人」は8割
最初にご回答いただいた方の自宅にいる時間の増減を確認します。「あなたは新型コロナウイルス感染予防のためにご自宅にいる時間が増えましたか?」という質問では、「とても増えた」が51%と最多、「少し増えた」の28%と合わせて79%が自宅で過ごす時間が増えています。
「減った」は一人もおらず、「変わらない」には「もともと年金生活でずっと自宅にいる」「専業主婦なので以前から家にいます」という方も含まれています。実際にはもっと多くの方が自宅で過ごす時間が増えていると言えそうです。
「飲み始める時間が早くなった」が4割
自宅にいる時間が増えてから、自宅での飲酒にどんな変化があったかを、さまざまな例をあげて該当するものを選んでもらいました。
もっとも多かったのは「飲み始める時間が早くなった」(40%)です。在宅ワークでは通勤が無いため、仕事が終わるとすぐに飲み始められます。上位の項目を見ると、自由な時間が増えたことが、家での飲み方や酒に対する態度の変化に繋がっていることが伺われます。
高まる飲酒の自制意識
いちばんに目立つ変化は飲酒を自制する意識の高まりです。「飲みすぎないように注意する気持ちが強くなった」は29%にのぼっています。自由な時間が増えたことで、だらだら飲んだり、酒量が増えたりしないように、飲酒をコントロールしようという気持ちが強まっているのです。巣籠が始まってからも売行きが好調なノンアルコールビールは、「増えた」という方が4%いました。寄せられたコメントをいくつかご紹介しましょう。
「何杯までと決めて今まで以上に意識して飲んでいます。最初の頃に比べると自制が働いてきています。」(50代・男性)
「金曜日、土曜日、日曜日を飲酒日として平日はノンアルコールビール等でメリハリ付けて飲んでいます。そうしないと、飲み過ぎる気がします。」(50代・男性)
「家にいても通勤している時と同じように、規則正しい生活を送るようにすると、お酒もおいしく節度をもって楽しめる。」( 40 代・男性)
「家飲みは外飲みより飲酒量がわかる。きりのいい所で終える。」(40代・男性)
強まる家飲み充実意識、およそ2割が酒をグレードアップ
自由時間が増えたことで生まれたもう一つの意識は、自宅での飲酒を充実させようとする意識です。それは「いつか飲もうと取っておいた酒を飲んだ」(22%)、「いつもより贅沢なお酒を選んだ」(21%)、「一回に飲む酒の種類が増えた」(19%)、「料理の数が増えた」(12%)、「ふだん使わない酒器を使ってみた」(11%)などに現れています。この動きは女性で顕著なようで、女性からのコメントが多く見られました。
「外食にかけていた分、少しいい食材やお酒を購入するようになりました。」(20代・女性)
「外で飲まない分グレードアップしたお酒を楽しめる。」(50代・女性)
「外出できずストレスが溜まりいつもより良い酒で居酒屋気分を満喫。」(40代・男性)
「楽しく呑めるようにつまみを増やすなど工夫している。」(50代・女性)
「通勤時間が減ったのでお酒に合った料理を用意できるようになった。」(50代・女性)