ヨウ素/ヨード

ヨウ素の特徴・働き上手なとり方摂取量目安不足過剰摂取多く含む食品・食材など、ヨウ素の基礎知識。

ヨウ素の特徴・働き

ヨウ素(ヨード)は成人の体内に15~25mg存在するミネラルで、約2/3が甲状腺ホルモンの主原料となることから、「甲状腺のミネラル」とも呼ばれています。
甲状腺ホルモンは、タンパク質脂質糖質の代謝を活発にし、酸素の消費量を増大させ、全身の基礎代謝を向上させます。
成長期には発育の促進、成人では基礎代謝の促進をするほか、ヨウ素には呼吸の促進や心拍数の増加、体温調節、精神力の向上、脳や心臓、肝臓の活性化、皮膚や髪を健康に保つといった作用もあります。

ヨウ素の上手なとり方

海藻類や魚介類に多く含まれています。
ヨード卵が他のによりも多くのヨウ素を含んでいるのは、鶏のエサに海藻粉末や魚粉が多く含まれているためです。
ヨウ素はとり過ぎても不足しても甲状腺機能が低下するので、注意が必要です。

ヨウ素の摂取量

1日の摂取基準は下表のとおりです。

年齢 推奨量(μg) 耐容上限量(μg)
男女 男女
1~2歳 50 250
3~5歳 60 350
6~7歳 75 500
8~9歳 90 500
10~11歳 110 500
12~14歳 140 1,200
15~17歳 140 2,000
18歳以上 130 3,000
妊婦(付加量) +110 2,000
授乳婦(付加量) +140

ヨウ素の不足

ヨウ素は世界的に不足しているミネラルですが、海藻類や魚介類をよく食べる日本人が不足することはほとんどありませんが、肉食やインスタント食品中心の人は不足することがあります。
ヨウ素が不足すると、甲状腺肥大(甲状腺腫)になり、体力低下、倦怠感、貧血などの症状がみられるようになります。
新陳代謝が不活発になるため、成長期では発育不良に陥ります。

ヨウ素の過剰摂取

ヨウ素はとり過ぎても、甲状腺腫や甲状腺機能障害を引き起こし、体力低下、倦怠感、貧血、脱毛などの症状が現れます。

ヨウ素を多く含む食品・食材

ひじき、昆布、わかめ、海苔、タラ、イワシ、カツオ、サバなど。