抹茶ビールでおもてなし 茶の湯のまち堺の老舗茶屋が抹茶ビールの素「本格抹茶スティック」新発売
1850年、千利休生誕の地である堺で茶問屋として創業した株式会社つぼ市製茶本舗は、「茶の湯」の文化を広めるべく、これまで、お茶文化に馴染みの無かった人にも広めることを目的に、抹茶ビールの素「本格抹茶スティック」を開発いたしました。
■乾杯はお抹茶ビールでおもてなし
大阪・堺は、中世、世界に開かれた貿易都市として発展を遂げ、町衆が治める自由・自治都市として繁栄し、進取の気風の中で今井宗久、津田宗及、千利休等多くの優れた茶人が生まれました。なかでも千利休は、わび茶を大成し、茶の湯に大きな足跡を残しました。
この当時、堺では豪商など一部の者に限らず、広く茶の湯を楽しむ文化が根付いていました。堺市では2018年に「堺茶の湯まちづくり条例」が制定されるなど、「茶の湯」=「抹茶を飲む文化」を通じ、茶の湯において重んじられている、互いを敬い、思いやりの心を持ち、茶の湯を通じて“おもてなしの心”を広げる茶の湯の文化が息づくまちをめざしています。
そんな中、堺市で創業したつぼ市製茶本舗では、これまで、お茶文化に馴染みの無かった人にも気軽に、香料、着色料を使わない本格的な抹茶を使ったドリンクや料理に親しんでもらおうと、まずは飲食店のメニューに使っていただけるような抹茶商品として「抹茶ビールの素」を開発いたしました。
ビールの他にも色々なものにブレンド・使用することを想定し、香り高い一番摘み抹茶を使用するとともに、改良を重ね“ダマになりにくい加工”、店舗で計量する必要がない“1g単位の個包装”と使いやすい商品を開発することができました。
抹茶を点てたことがない人でも簡単に抹茶を溶かすことができるのが本商品の特長です。
抹茶ビールはつぼ市製茶本舗が運営する大阪難波のカフェで提供を始めていますが、インスタ映えするメニューとして、若い世代や海外の観光客からも好評を得ています。
「百舌鳥・古市古墳群」が世界文化遺産登録され、2025年には大阪万博の開催が決定。IRも大阪に誘致している中、ますます観光客やインバウンドも増加すると見込まれています。堺らしいおもてなしとして抹茶ビールを提供する飲食店が増えることで、茶の湯文化に触れるきっかけになって欲しいと考えています。