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2021年干支「牛」を食べて開運!年間数頭のみの希少な〈水牛〉すき焼きや東京産黒毛和牛〈東京ビーフ〉グリルなど5種の牛を使用したフェア

年間数頭しか出荷されない希少な水牛肉

大きな三日月型の角が特徴で、水辺で暮らし水浴・泥浴を好む牛の仲間。
日本では約80頭のみ乳用として飼育され、お肉にするため飼育されている水牛は年間数頭。
「これぞ肉」と呼べる奥深い赤身肉の味。
自体に深い“香り”があり、ここち良いかみごたえ、ほどよい脂身の甘みと水牛の香りが、口の中でハーモニーを奏でます。

水牛肉が流通しない大きな理由は、水牛が「家畜」ではなく「野生動物」扱いになるため、精肉加工できる施設がなかったこと。
北海道・箱根農場さんが永年努力し、2年前からやっと加工できるようになりました。

代表の勝俣さんはドイツでハムソーセージの加工技術を学び、帰国後北海道千歳市の箱根牧場で祖父・父・子の3代にわたって酪農を営んでいます。
餌は牧草を中心とした自給飼料のみ、自由に出入りできるフリーストールという飼育体制でストレスがないように工夫。

希少な水牛肉
水牛のイメージ写真

東京で育てられた黒毛和牛「東京ビーフ」

東京ビーフは東京都で育てられた年間出荷頭数約60頭と希少な黒毛和牛です。
肉のキメ細かく綺麗にサシ(脂肪)が入った上品な脂の甘味と、濃厚な肉の旨味を味わえる和牛ならではの美味しさ。
温暖化対策として、輸送にかかる二酸化炭素排出量を減らすため、東京都産の農作物が「地産地消」として改めて注目されています。

牛を巡る地球環境について

現在世界の牛肉消費は年間62t、2050年には人口が97億人に到達し、牛肉は100t以上消費されると予想されています。
牛肉1㎏を生産するためには10kgの餌・22000ℓの水が必要なため、餌となる穀物を育てるために多くの森林が破壊されてきました。
また、地球温暖化により異常気象多発・森林消滅・海面の上昇で国土水没、と多大な影響がでつつあります。
原因は二酸化炭素やメタンなど温室効果ガスの急増。
牛1頭がげっぷやおならとして放出するメタンガスの量は1日160〜320リットル。
家畜全体からの発生量は全世界温暖化ガスの14.5%を占めるとも言われています。

牛の飼育背景や環境問題の情報を記載した小冊子

米とサーカス・パンとサーカスの想い

私たちは普段はジビエと昆虫を中心としたメニューを提供しています。
ジビエは農林水産省が利用拡大を推奨している自然資源であり、昆虫は環境負荷の低さが魅力。
どちらとも”サステナブルフード”として自信を持ってお客様にお勧めしています。

多くの方には牛肉は”ご馳走”や”ちょっと特別なごはん”という、美味しい思い出があるのではないでしょうか?
牛にも種類があり、餌や飼育スタイルによって味も価格も大きく変わります。
そして、環境への負荷が大きい食材でもあると指摘されています。

「牛」の存在を否定するのではなく、提供する私たち自身が情報や背景を学び、伝えることで、改めて「食」の選択肢に向き合うきっかけにしていただきたいと考え、丑年の2021年、初めての「牛フェア」を企画開催します。