ビタミンCは美白に良いってホント?美容皮膚科の看護師が教えるビタミンCと肌の関係
「美白のためにビタミンCをとろう!」と謳っている記事を雑誌やインターネットで読んだことのある方は多いでしょう。
では、なぜビタミンCが美白に良いとされているか、ご存知でしょうか。
今回は美白マニアかつ美容皮膚科看護師の私がビタミンCについて熱く語っていこうと思います。
ビタミンCとは
ビタミンCは、からだの代謝の潤滑剤のような働きや、皮膚のハリの元になるコラーゲンの合成、からだに強いストレスを与える活性酸素を取り除く機能などがあります。
そもそもヒトはビタミンCを体の中で作り出せない珍しい動物です。また、水に溶けるビタミン(=水溶性ビタミン)なので必要量以上は体にためておくこともできません。必用量以上は尿として体の外に出てしまいます。
その為厚生労働省が定める「第6次改定 日本人の栄養所要量」では一日のビタミンC摂取基準は100㎎以上と許容上限がないのが特徴です。そこで、ビタミンCを積極的に食事やサプリメントで補いましょう、ということにつながります。ビタミンCの役割はたくさんあるのですが、今回は美白がテーマなので肌に絞ってご紹介致します。
ビタミンCが肌に与える影響について3つお伝えします。ココからは重要なポイントですね!
ビタミンCの美白&美肌における3つの役割
1.肌は紫外線を浴びると、肌を守ろうとしてメラニンを作ります。そのメラニンがシミやくすみの原因になります。そこでビタミンCの登場です。メラニンを作り出す力を抑えて綺麗な肌を維持しようとする役割があるのです。
2.肌にできた傷を治してくれる線維芽細胞の働きを高めてくれる作用があります。ようするに、ヒアルロン酸やコラーゲンといった肌作りに欠かせない成分を増やし、肌の弾力がキープされシワやタルミを作りにくくしてくれます。
3.抗酸化作用といって、ストレスや紫外線、たばこ、大気汚染などによって体がサビてしまうことに対抗する力を発揮して肌を守ってくれます。
色々と書きましたが、つまり美白や美肌を目指すあなたには最強のビタミンです。そこで、食事からとるにはどうしたら良いか?サプリの方が良いのか?と、声があがりそうですね。
ビタミンCと食事の関係性
結論から伝えると、食事だけで摂取すると不足しがちです。たくさんとっているつもりでも、ビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱い特徴があり、調理の段階でビタミンCは壊れてしまうことも多いのです。そのため食事の内容を意識することにプラスしてサプリなどで補うのがベターということです。
美白で透き通った肌は憧れますよ。第一印象に大きくかかわるのでシミもシワもこれ以上作りたくないですよね。美容皮膚科の看護師として一つアドバイスすると、食事やサプリだけではシミやシワは消えません。しかし、これ以上悪化させない、増やさないことは可能です。ツルっとした肌を目指すにはレーザーや点滴で治療していくことになります。女性はお金がかかりますね……
ちなみに、私は美容クリニックに勤務する看護師なので、高濃度ビタミンC点滴を仕事終わりに定期的に行っています(もちろん社割フル活用です!笑)
次回はビタミンCが豊富な食品についてご紹介ししようと思います。
最期までお読み頂きありがとうございました。