ビタミンCをとるには食事から?サプリから?

ビタミンCは美白や美肌に最強な栄養素!ということを、前回の記事「ビタミンCは美白に良いってホント?美容皮膚科の看護師が教えるビタミンCと肌の関係」で学びましたね。
そこで今回は、食事からビタミンCをとる際に気をつけたいことについてお話していこうと思います。

ビタミンCを食事からとるには?

ビタミンCは熱に弱く、調理の段階で壊れやすい特徴があります。しかし、人間は体内でビタミンCを合成できません。つまり、食事からとるしか方法がないということですね。

では、実際に食事からビタミンCを、平均して一日どのくらい摂取できているのでしょか?

厚生労働省によるH28年国民健康栄養調査によれば、20~39歳のビタミンCの一日平均摂取量は66㎎です。目標摂取量の100㎎以上には大きく達していないのが現状です。食事からの摂取であれば、必要量以上を体に取り入れても尿として体外に出ていくので、上限値がないのが特徴ですね。
※とくに腎臓に病気を持つ方や代謝系の病気を持つ方は、担当の医師とからだにとって必要な量はしっかり確認してくださいね

厚労省の基準値は厳しいように思えますが、言い換えると体にとって大切な栄養素なので食事の時は意識してくださいね!というメッセージとも言えますね。

ビタミンC食材

ビタミンCを多く含む食材ランキング!

さて、ビタミンCを豊富に含む食材と言えば何を連想しますか?レモンが浮かんだ方も多いでしょう。実際は以下のようなランキングになります。

1位 赤ピーマン(パプリカ)→170mg
2位 黄ピーマン→150mg
3位 キウイフルーツ(黄)→140mg
(文部科学省の日本食品成分表より)

パプリカがもっとも多いという結果でした。レモンは50㎎と、特別多くはなくイメージだけが一人歩きしているのでしょうか?(笑)
これらの食品にビタミンCが多く、いくら体に良いとわかっていても、なかなか毎日は食べられないですよね。そもそも野菜フルーツも値段は高いですし、飽きますし、ピーマン苦いですし…。(私に至ってはパプリカ苦手です…)そこで登場するのがビタミンCのサプリですね!

ビタミンCのサプリは何が良いの?

もちろん、私は美白オタク兼美容皮膚科の看護師なのでビタミンCのサプリには詳しいと自負しています。(笑)

サプリには粉末と錠剤タイプがありますが、私が知っている一番低コストなビタミンCのサプリは「アスコルビン酸」の粉タイプのビタミンCです。ビタミンCを化学的に言い換えると「アスコルビン酸」という表記になるだけで、同じ成分です。紛らわしいですよね。

これを水や好きな飲み物に混ぜて飲むと良いと思います。色々な商品があるので断言はできませんが、数百g単位での販売が多く1g2円程度と破格です。(「岩城製薬のアスコルビン酸原末500g」なんかがそうです、Amazonでも販売されています。)

あとはビタミンCの錠剤ですと海外の製品が遺伝子組み換えのないものが多い印象ですね。(アメリカ発の通販サイト「iherb」なんかも良い商品が多いですね)

最後に大事なことなので繰り返しますが、私たち人間はビタミンCを食事から取るしか方法がありません。
今回のタイトルにある、ビタミンCをとるには食事から?サプリから?の答えとしてはどちらでも良いと私は思っています。まずは積極的に食事やサプリで取り入れることが大切ですね!

次回はビタミンCの肌以外に与えるからだへの影響について説明していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。