全国の男女に聞いた「緊急事態宣言が及ぼす飲食店利用動向」
デリバリーに関して
緊急事態宣言後もデリバリー利用者は半数以下
利用しない理由で最も多いのは「値段が妥当でないと思うから」
・デリバリー利用頻度を聞いたところ緊急事態宣言発令前は81.7%の人が週に一度も利用しておらず、緊急事態宣言発令後も56.1%の人が利用したことがないと回答した。
・利用しない理由で最も多かった回答は「値段が妥当ではない(32.2%)」と金銭面で利用するハードルがあることがわかった。
デリバリーを利用した感想(フリーアンサーより抽出)
(メリット)
・遠くなくても交通不便なところにあるお店のものを気軽に食べられるから。(東京都 年齢性別未回答)
・在宅勤務の定着化により、朝食・昼食で利用すると思うため。(神奈川 年齢性別未回答)
・家事の負担が減るし、持ってきてくれる。(埼玉 35歳男性)
(デメリット)
・デリバリーできる種類が少ないので、テイクアウトの方を利用することの方がおおいと思う。(福岡県 年齢性別未回答)
・ウーバーイーツは高い上に分かりにくい。(埼玉県 47歳男性)
・配達料だけで500円かかったりする店もあるので経済的とは言い難い。(大阪府 47歳女性)
外食に関して
緊急事態宣言解除後、8割以上の人が外食に行きたいと回答
・緊急事態宣言解除後、外食を目的に飲食店を利用したいか聞いたところ「利用したい(68.3%)」「まあ利用したい(13.9%)」と利用意向を示したのは82.2%。
・一方新型コロナウイルスを警戒して、大勢が密集している状況には抵抗があるという意見も。
緊急事態宣言後の飲食店利用に関して(フリーアンサーより抽出)
(ポジティブ)
・飲食店の経済活性化に貢献したい(大阪府47歳男性)
・飲食店を応援したい(東京都46歳男性)
・以前のように楽しむ事が出来るとそれも自分の癒しのひとつになる(大阪府47歳女性)
・やっぱりお店で食べるのが雰囲気も味も美味いから(東京都43歳男性)
(ネガティブ)
・店の状況による。混んでいたら行かない。(東京都39歳女性)
・しばらくはまだ人混みに入るのは抵抗があります。(東京都51歳女性)
・地域の感染状況など様子をみたり、混雑具合を見ながら利用したい。(兵庫県女性年齢未回答)
【調査背景】
新型コロナウイルスの感染拡大により、経営難に陥る飲食店が増加しています。中には止む無く倒産する飲食店も出てきている中で、重要になってくるのが消費者の動向です。緊急事態宣言解発令中、そして緊急事態宣言解禁後、消費者の飲食店利用にどのような行動の変化があったのか、テイクアウト、デリバリー、外食利用の3つを軸に調査しました。
また、アンケートとは別に、SARAHアプリに投稿されたテイクアウトメニューから、どのようなメニューに需要があるのか合わせて分析しました。
【アンケート調査概要】
調査の方法:WEBアンケート方式
調査の対象:SARAHを利用したことがある全国の男女
有効回答数:180
調査実施日:2020年5月15日~21日
調査主体 :グルメコミュニティアプリ「SARAH」
【テイクアウトメニュー調査概要】
調査の方法:緊急事態宣言発令後SARAHアプリ内に「#テイクアウト」と一緒に投稿されたハッシュタグを参照
調査の対象:SARAHを利用している全国のユーザー
参考投稿数:3058
調査実施日:2020年4月7日~5月25日
調査主体 :グルメコミュニティアプリ「SARAH」