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肌の乾燥に有効な植物素材の組み合わせを発見!~グァバ葉に肌のバリア機能を高める効果が~

日本メナード化粧品株式会社は、様々なフルーツ関連の素材の中からグァバ葉に肌のバリア機能を高める効果があることを発見しました。さらにパイナップル果実、青パパイヤ果実の素材を合わせることで、その効果が高まることを確認しました。これらの素材を組み合わせることで、肌のうるおいを高める食品への応用が期待されます。
ヒト表皮角化細胞株を用いた実験結果

肌の乾燥は、多くの人が感じている悩みの一つです。肌が乾燥する原因には、空気の乾燥だけでなく、ストレスや生活習慣の乱れ、紫外線などによる、「肌のバリア機能」の低下があります。植物には高温多湿の過酷な環境を生き抜く生命力があることに着目して、今回肌のバリア機能を高める植物素材について探索したところ、お茶としても飲まれているグァバ葉から抽出したエキスに、肌が産生する天然保湿因子(NMF)の量を増やす効果と肌のバリア機能低下の一因である炎症を抑制する効果があることを発見しました。更に、グァバ葉エキスにパイナップル果実エキスと青パパイヤ果実粉末を組み合わせると、これらの効果が高まることも見出しました。この結果から、これらフルーツ由来の素材を組み合わせて摂取することで、肌のバリア機能を改善し、うるおいを高めることが期待されます。
また今回、これら素材とビタミンなどを組み合わせた健康食品を3カ月飲用することで、肌のうるおい(角質水分量)が高まることや踵(かかと)部のカサつきが改善することも確認しました。今後、肌の乾燥で悩まれている多くの方に向けた新しい健康食品の開発に応用してまいります。
カサつき改善の代表例

研究の詳細

1.肌のバリア機能
肌のバリア機能は、外部の刺激から肌を防御し、肌の内部の水分を逃さないようする働きで、肌のうるおいを保つために重要なポイントです。フィラグリンから作られる天然保湿因子(NMF)は、バリア機能を保つために必要な因子の一つです。
また、紫外線などの外部の刺激により生じる炎症はバリア機能低下やメラニンの増加を引き起こすため、炎症を抑えることもバリア機能の維持には大切です。
肌のバリア機能

2.3種の植物素材が肌のうるおいを高める
グァバ葉エキスに、NMF産生、炎症抑制の遺伝子発現を増加させる効果が認められました。更に、グァバ葉エキスとパイナップル果実エキス、青パパイヤ果実粉末を組み合わせることで、NMF産生、炎症抑制の効果がパワーアップしました。グァバ葉エキス、パイナップル果実エキス、青パパイヤ果実粉末の組み合わせが、肌のバリア機能を保ち、うるおいを高めることで、肌の乾燥を改善することが期待できます。
ヒト表皮角化細胞株を用いた実験

3.植物素材、ビタミンなどを配合した健康食品の肌のうるおい、カサツキに対する効果
今回見出したグァバ葉エキス、パイナップル果実エキス、青パパイヤ果実粉末、ビタミンなどの素材を組み合わせた健康食品を3カ月間飲用することで、肌の水分量が有意に上昇し、踵部のカサつきが改善しました。