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ジビエ居酒屋「米とサーカス」でサスティナブルフード・昆虫14種を期間限定提供

監修

内山 昭一氏
1950年長野県生まれ。昆虫料理研究家、昆虫料理研究会代表、NPO法人食用昆虫科学研究会理事。幼少から昆虫食に親しみ、99年より本格的に研究活動に入る。
2013年5月、国連食糧農業機関(FAO)が昆虫食を推奨する報告書を発表して以降、世界中で昆虫食に注目が集まる。こうした気運を受け、代表を務める昆虫料理研究会の活動が大きく広がる。
日本初の昆虫食を科学的に研究する食用昆虫科学研究会が14年にNPO法人の認可を受け、理事として啓蒙活動を続けている。
【昆虫料理を楽しもう!】(昆虫料理研究会ホームページ)http://insectcuisine.jp/
内山昭一

SDGsと昆虫食

SDGsと昆虫食持続可能な開発目標=SDGs
昆虫食で貢献できる主なカテゴリーとしては
目標1:貧困をなくそう
目標2:飢餓をゼロに
目標10:人や国の不平等をなくそう
目標13:気候変動に具体的な対策を
この4つが当てはまると考えています。

現在の人口72億人のうち8億7000万人が栄養不足と言われています。
開発途上国の栄養失調を救うべく、世界各地で昆虫を使った活動が行われています。

今回のフェアで当店が初めて取り扱う「シアワーム」は
アフリカ・ブルキナファソから輸入しています。
アフリカ大陸の西アフリカに位置する内陸国で人口1,919万人(2017年)。
主な産業は農業(とうもろこし,タロイモ,綿及び牧畜)で、GDPは14,1.38億米ドルと世界193カ国中で129位(2018年)。
国連が定める開発途上国の中でも特に開発が遅れている国である「後発開発途上国」に当てはまります。

「シアワーム」はシアの木に生息する食用イモムシで、現地の女性たちの手により収穫・熱湯で沸騰後、天日干しで乾燥させて輸入されます。
シアの木の実から採れる高級保湿クリームの原料「シアバター」はブルキナファソの主要な輸出品で、多くの女性がシアの実の収穫に携わり、その売り上げで生活を潤し、子どもたちに食事を与え、学校へ通わせるのに一役買っています。
シアワームは、現地ではトマト玉ねぎを使った料理によく使われているそうです。
日本国内の検査機関で微生物検査に合格しており、日本のスーパーで売っている乾物と同等以上の安全性を確認されています。
(株式会社 昆虫食のentomo)

シアワーム料理