デカフェとはカフェインゼロ?カフェインレスとの違いはある?
コーヒーを買うとき、「デカフェ」という言葉をよく目にするのではないでしょうか?
漠然と「カフェインが入っていないのかな」と考えがちですが、デカフェとはいったい何なのでしょうか。
デカフェとは
デカフェの語源は英語の「decaffeinated」から来ており、「カフェイン除去をした」という意味があります。
日本には現在デカフェの明確な表示基準は存在していませんが、「カフェインレス」と同じ意味で使われることが多いです。
カフェインレスは、「カフェインを90%以上除去したコーヒー」とされています。そのため、デカフェやノンカフェインは、完全にカフェインが含まれていないわけではありません。
ノンカフェインとは違うのか
ノンカフェインという言葉も普段よく耳にします。
ノンカフェインは一般的に「カフェインを含む原料を使用していないもの」を指す場合が多く、例として麦茶やルイボスティーが挙げられます。ほうじ茶や玄米茶はノンカフェインというイメージを持っているひとも多いですが、茶葉を原料としているため量の差はあれカフェインが含まれています。
しかしカフェインは栄養表示基準に定められた栄養素ではないため、ノンカフェインについても実は現在明確な基準はありません。
カフェインは1日どのくらい摂取できるのか
カナダ保健省では、健康な成人で最大400mg/日(マグカップ約3杯)としています。日本には明確な基準は設けられていませんが、カフェインの受容量は個人差があります。カフェインに敏感なひとは、摂取すると震えを始め体の変化が起きることもあるので注意が必要です。
デカフェとはカフェインゼロではなかった
デカフェとは「カフェイン除去」であり、完全に含まれていないわけではありません。夜の摂取は睡眠の質を下げる恐れもあるので、デカフェと言えど自分の体質と相談して飲むようにしましょう。特にエナジードリンクは常用性があり、含有表記が100mlあたりの場合、容量によっては記載以上に摂取している可能性もあります。
三大栄養素やビタミンミネラルとは違い、カフェインは摂取量や表示基準がまだ日本では明確に定められていないのが現状です。だからこそ自分の体に合うか考えたうえで、カフェインと上手に付き合っていくことが大切です。