酒好きほぼ100人に聞くアンケート「籠って変わったわたしの家飲み」自制しながらクオリティアップ
家族との家飲みに楽しさ発見
また、家族がずっと家にいることから、平日も家族一緒の夕飯になる例が増えているようです。「家族と一緒に飲む機会が増えた」は13%ありました。コメントも多数寄せられています。巣籠で在宅時間が長くなり、働きかた改革で進めようとしている余暇の充実が、垣間見えたのではないでしょうか。
「夫婦で飲む機会が増えたので、互いにつまみをつくり、会話も増えていい時間を過ごしています。」( 60 代・男性)
「家族団らんの時間が増え、食事を一緒にとれるのでお酒を飲む頻度が上がった。飲む量に気をつければとても良いとおもう!」(30代・女性)
「自分同様、家族も家に居る時間が長いので、特に成人したての次女と飲みながらいろいろな話しができて、これはこれで有りかな?と思っています。」(男性・50代)
外飲みを待ち焦がれる声も
近年は飲食店からドリンクの流行が始まることが増えています。ウイスキーハイボールやレモンサワーはその典型です。巣籠で自宅での飲酒が増えたことで、こうした動きは少し加速しそうです。「外で飲んでいた酒を自宅でも飲むようになった」という方が12%ありました。
そして飲食店での食事することの魅力をあらためて知ったという声も多く寄せられました。
「人と一緒にお店で飲む楽しさを再認識しました。無口で飲むひとり酒は性に合わないこともわかり、と言ってオンライン飲みもしっくりきません。」(40代・男性)
レモンサワーは飲酒店からブーム化、家庭にも広まった
「やはり良酒佳肴のお店で呑みたい!」( 60 代・男性)
「家では適当な肴がなく飲みたい気持ちはあるが、ほどほどで諦める。」(60代・男性)
「おいしい料理があってのお酒だとあらためて思いました。」(40代・男性)
調理の負担が大きくなった
このほか食事の準備の負担が大きくなったという声が寄せられました。家族もずっと家にいると、たしかに負担は重くなります。すでに30代以下では共働き世帯が主流です。この機会に家事の分担がさらに進むのではないでしょうか。
「毎日の3食のメニューに悩みます。運動量が落ちているので、つまみはなるべくカロリー控えめにしていますが食べ過ぎ・飲み過ぎで太りそう」(70代・女性)
「主人がテレワークで、 17 時 30 分からすぐに飲みだせるため、食事の準備が大変になった。」( 50 代・女性)
酒の購入先は「ネット販売」が増加
最後に酒の購入先の変化を見て終わります。最も多いのは「変わらない」の54%ですが、「ネット販売で酒を買うことが増えた」は15%あります。在宅が長引けばこの変化はさらに進むのではないでしょうか。
「酒の品揃えが豊富な店に行った」や「飲み比べ用にいろいろな酒を買った」はどちらも9%、「ふだんよりグレードの高い酒を買った」は5%です。家飲みを充実させようとする方々の行動です。酒類専門店にとってはビジネスチャンスにできそうです。
【調査概要】
調査時期:2020/4/21~4/27
調査方法:インターネットによる自記入式アンケート
サンプル数:138 人(お酒好きな人)