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医師350人に「胃弱」に関するアンケートを実施。医師が胃の不調を感じたとき食べる食材、第1位は“ヨーグルト”

胃弱

生活者の“健康と暮らし”に関する情報を発信するポータルサイト「マイライフニュース」を運営するヒューマン・データ・ラボラトリ株式会社では、日本人の2人に1人が悩む “胃の不調”の実情を知るため、日々患者と接している全国の医師350名を対象に、インターネットによるアンケート調査を行いました(実施時期:7月16日~19日)。

医師が回答したアンケートの主な結果
●機能性ディスペプシアの患者は増えていると感じる:82.9%
●薬剤でも、患者に明らかな改善効果がなかった:84.0%
●機能性ディスペプシアは原因を特定しにくい消化器系疾患第1位:86.6%
●機能性ディスペプシアは薬剤治療で自覚症状に明らかな改善効果を感じられなかった経験が多い消化器系疾患第1位:83.7%
●胃の不調を感じたことがある医師:61.4%
●医師が胃の不調を感じたとき食べる食材、第1位はヨーグルト

その結果、主要消化器系疾患のうち、治療に困る消化器系疾患の第1位に「機能性ディスペプシア*」があげられました。機能性ディスペプシアは、胃の不調、胃弱の大きな原因としていま注目されている疾患です。発症にはさまざまな要因が重なり、治療の難しい病気としても知られています。今回の調査からも、「患者の増加を実感している」、「薬が効きにくい」、「治療体系が確立していない」など特筆すべき回答が得られ、専門医も手こずる”胃の不調“、機能性ディスペプシアの姿が浮き彫りになりました。
*機能性ディスペプシア(FD)とは、症状の原因となる器質的、全身性、代謝性疾患がないにもかかわらず、慢性的に心窩部痛や胃もたれなどの心窩部(みぞおち)を中心とする腹部症状を呈する疾患です(日本消化器病学会ガイドラインより)

約8割以上の医師が機能性ディスペプシアに該当するような患者は増加傾向にあると回答
Q 機能性ディスペプシアに該当するような患者さんは増加傾向にあると感じますか?(n=350)

■増えていると感じる理由
・診察をする機会が増加
・高脂肪の食事傾向の増加
・勤務環境や経済環境、家庭のストレスの増加
・不規則な生活者の増加
・スマホ依存の増加

アンケートでは、はじめに、機能性ディスペプシアに該当するような患者は増加傾向にあるかを聞いたところ、8割以上(82.9%)の医師が「はい」と回答し、機能性ディスペプシアの患者は増加傾向にあることが明らかになりました。その理由について聞くと、「高脂肪の食事傾向の増加」や「不規則な生活者の増加」、「スマホ依存の増加」などがあがり、機能性ディスペプシア患者の増加は現代の社会背景が起因していることが示唆されました。また、「診察する機会が増加」という回答があり、医師や一般の人でも機能性ディスペプシアへの関心が高まっている反映と考えられます。

機能性ディスペプシアの患者に薬剤治療を行っても自覚症状に明らかな改善効果を感じられなかった経験があると、84.0%の医師が回答
Q 機能性ディスペプシアを治療する際、薬剤治療でも自覚症状に明らかな改善効果を感じられなかった経験はありますか?(n=350)

次に、機能性ディスペプシアと診断し治療する際、薬剤治療を行っても自覚症状に明らかな改善効果を感じられなかった経験があるかを聞いたところ、 「はい」と回答した医師が8割以上(84.0%)を占めました。機能性ディスペプシアは、症状の原因となる器質的、全身性、代謝性疾患がなく、さまざまな要因が重なって発症する疾患であるため、薬剤治療を行うだけでは症状の改善が難しいことが伺える結果となりました。