富士経済、国内パン市場のチャネル別需要分析調査結果を発表
【プレスリリース】発表日:2020年1月28日
国内のパン市場を調査
―2020年予測(2018年比)―
国内パン市場(小売りベース) 2兆8,049億円(2.1%増)
~流通チャネルでは量販店のバラエティ食パンなどが好調、外食はドーナツショップ以外が拡大~
食パン専門店市場(小売りベース) 255億円(80.9%増)
~各社の積極的なFC出店やチェーン展開および個人経営店の新規出店増加により拡大~
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 清口 正夫)は、付加価値商品の増加や健康志向品の定着により拡大を続ける国内のパン市場をチャネル別、品目別に調査し、その結果を「パン市場のチャネル別需要分析調査 2019」にまとめた。
この調査では、国内パン市場をチャネル別では流通(量販店、CVS、ドラッグストア、その他)、ベーカリーショップ、外食、品目別では食パン、テーブルパン、惣菜パン、菓子パン、チルドパンに区分し、総合的に調査・分析した。また、ホールセール市場や、冷凍パン市場、注目市場を捉えた。
<調査結果の概要>
■国内パン市場(小売りベース)
○2019年見込:2兆7,804億円
・2018年比:101.2%
○2020年予測:2兆8,049億円
・2018年比:102.1%
2018年は麦や油脂などの原料価格、物流コストが上昇し、製パン各社が価格改定を行った。その影響から特売頻度が低下するなど販売において苦戦を強いられたものの、参入企業における近年の付加価値商品による拡大施策やブランド育成が着実に市場に浸透しており、嗜好性の強い菓子パンを除いて価格改定の影響は限定的となった。
2019年は食パン専門店が好調なほか、外食でもドーナツショップを除く業態で拡大が見込まれる。また、流通パンでは量販店においてバラエティ食パンが伸びており、CVSでは付加価値の高いサンドイッチの好調やセブンイレブンの「セブンプレミアムゴールド 金の食パン」のリニューアルなどにより、市場は微増が見込まれる。
※以下は添付リリースを参照
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