カキ/柿/かき

意味

柿とは、カキノキ科の落葉高木。山地に自生、また古くから栽培される。甘柿と渋柿がある。

語源・由来

柿はかたいことから、「カタキ」の意味。つやつやして輝いていることから「カカヤキ」など多くの説がある。
しかし、これらの特徴よりも、秋の山野になった実のの方が印象は強く、「アカキ」の上略が語源と考えられている。
「アカキ」の「キ」については、「赤木」の「」、「赤き実」の「き」、「赤黄」の「」など考えられるが断定は難しい。
柿は中国の長江流域に自生していたものが、栽培で東アジアに広がったもので、現在では日本を代表する果樹となっている。
『日葡辞書』で「リンゴに似た日本の無花果いちじく)」と分かりづらい紹介をしているように、柿はヨーロッパには無い果樹であった。
南蛮貿易によってヨーロッパへ伝えられたことから、学名でも「Diospyros Kaki(Diospyrosは様の食物)」と「カキ」の名が使われ、食材としても「KAKI」と呼ぶ国が多い。

別名・類語

甘柿/不完全甘柿/完全甘柿/渋柿/不完全渋柿/完全渋柿/干し柿/あんぽ柿/ころ柿/つるし柿/串柿/巻柿

種類

富有柿次郎柿/平核無柿/庄内柿/おけさ柿/刀根早生柿/甲州百目柿/富士柿/日本柿/蜂柿/蜂屋柿/松本早生富有/早生次郎/前川次郎/市田柿/西条柿/西村早生柿/愛宕柿/太秋柿/会津身不知柿/身不知柿/西念寺柿/筆柿/珍宝柿/伊豆柿/四ツ溝柿/駿河柿/早秋柿/花御所柿/こおげ花御所柿/紋平柿

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